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溺愛禁止。

第6章 溺愛開始。

「ほら、恋実ちゃんもここ座って。」


自分の隣をポンポンと叩く蓮君。
まるで私の部屋じゃないみたいだ。


言われるがままに蓮君の隣にちょこんと座ると


「離れすぎ、もっとこっち寄って。」


わざと隙間を空けて座ったのに
肩をグイッと引き寄せられた。


そして息つく暇も無く、
頬に“チュッ”とキスをされた。



/////…。



一気に赤くなる私。



まだ…蓮君のことを好きなのかわからないのに


こんなことしていいのかな…。




「ねぇ、蓮君…。

お腹の調子は良くなった?」



わざとに不意打ちのキスをスルーすると





「お腹は治ったけど…


今は、激しく胸が痛い。」



そう言って自分の胸に手を当てながら
私の膝の上にゴロン、と横になった。

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