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最後の恋は甘めの味で

第11章 告白






熱い抱擁は10分経った今でも続く。


ここまで熱いと冗談抜きで体自体が暑くなってくる。


「上條くん......」


ぎゅぅ


「上條くんってば」


ぎゅぅう


私の声かけに反応するように、上條くんは抱き締める腕に力を込める。



さすがにうざい



そう思うのに私の手はその広い背中に伸びる。

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