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最後の恋は甘めの味で

第2章 生意気

私だけ、とか限定は出来れば止めてほしい。



心が乾いているとはいえ、何かを期待してしまう。



そんな自分が嫌になる。





深く追求したい気持ちを溜息にして吐き出す。





隠しても仕方ないと思い年を口にする。




「三十路」


「30ぴったし?嘘ー見えなーい」





そのバカにしたような物言いに今1度イライラゲージが溜まっていく。


見えない?

じゃあ聞こうじゃない


「じゃあいくつに見える?」


「35」





ぴしゃっと言い放った上條くんの頭に雷を落とそうと拳をぐーにし振り落とす。

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