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最後の恋は甘めの味で

第11章 告白

頬を赤くし、ネクタイを頭に巻いてる魔性酔っ払いにこの今の気持ちを相談しろというのだろうか。


まあ、でも酔っ払っているしどうせ忘れるだろう。


言わなければきっと帰してもらえない。


「......実は、俺の上司で強気な方がいるんですがその人、バツイチでして.....心が枯れてるようなんです」

「ほうほう....」

「それでいて、何故か俺、すっごい構っちゃいまして。最初は興味本位だった気持ちが今じゃ自分でも分からない」

「はっはー.....君、恋したことないね?」


言葉を遮られ、ずばり言い当てられる。


さすが自分より長らく生きてきただけあると感心する。


でも、ないわけじゃない。

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