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最後の恋は甘めの味で

第11章 告白

1度だけ......


たった1度だけ女に惚れたことがある。


「その容姿だと何もしなくても寄ってくるんだろう?でも、断言する!君はその上司にラッブラブだぁ!!」



あぁ.....やっぱり相談しなければ良かった.....



俺は負けが嫌いだ。


恋愛でも仕事でもどんな時だって勝ち星をあげていたい。


そしてあげれるほどの実力を神は俺に与えた。


お陰様で負けた事はないし勝てないと思ったこともない。


.......暁さんと会うまでは。


あの人と関わっていく中で俺は初めてこの人の意識を俺に向けさせるのは不可能と思った。


それで、勝ち星をあげれないと思った俺は......逃げた。


”興味の対象”というレッテルを貼って。


でも、もう多分無理なんだろう。


こんな酔っぱらいでもわかるほど俺はもう自分の気持ちを隠しきれてない。


俺は既にもう暁さんという存在に心を全て飲まれているんだ。


俺は........暁さんのことが......

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