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最後の恋は甘めの味で

第13章 認めてはいけない

そんな私の耳元に近寄り上條くんは






『暁さん、好き』






とだけ呟いた。


「!!」


それを境に私の体は大きく震え、絶頂を迎えた。


「ハァ.....ハァ......かみじょ、く......っ......」


呼ぶもその姿はいる訳もなく。


いてくれたらどれほど気持ちが楽だっただろう。


想像の中の上條くんは乱暴でいて優しかった。


私は上條くんにあんなふうに触られたいと願っているのか。


「っ......」


部下をおかずに自慰をした。


しかも会社のトイレで。


その事実が私を締め付ける。


あぁ、なんて、不甲斐ないのだろう......



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