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最後の恋は甘めの味で

第15章 振る




.*・゚side 暁.゚・*.



佳世に喝を入れられたのが金曜日。


現在、木曜日......



あれ?もうそろそろ1週間経つ?



それなのに私の体はちっとも動かないでいた。


通路を挟んで向こうの席にいる佳世の視線が突き刺さる。


手を高速に動かしながら私を見ている。


画面を見なければミスタッチをするのでは.....


しかし、佳世はこの社内でタッチタイピングをやらせたら天下一と言われる逸材。


そんな事万に一つでも有り得ないのだろう。

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