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最後の恋は甘めの味で

第15章 振る

結構な変化なのにこんなに時間がかかった自分が情けない。


普段はコンタクトなのだろうか?


それともオシャレメガネ?


じとーっと上條くんを見ているとぺんっと後頭部を何かで叩かれた。


「った.....」

「もう、上條くんに見入ってないの。相模さん。手、動かすー」


後ろを見やれば目に入るハゲ。


部長はぷくーっと頬を膨らませて、気持ち悪さに自ら拍車をかけている。


「はい......」


椅子を回し、PCに向かい、作業を再開。

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