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最後の恋は甘めの味で

第3章 居酒屋

現在の時刻4:00。




そろそろ郵便物が届く頃合。



いつもなら布団ですやすや寝てるのだが....





「生2、おかわり」

「あいよ!」





店員さんの元気な声が耳に届く。



目の前の男は既に生5杯目。




そんなに飲めば普通に酔っていてもいい筈なのだが、彼はそんなところでさえ完璧らしい。



「生2頼んじゃいましたけど暁さん要りませんでした?」

「飲むわよ。別に」


「いやー、だって.....俺とは5つも違うわけだし....ねぇ?」


ニヤニヤとしながらその言葉を放つ上條くん。


体調を気にしてくれているのかそれとも、年を考えろと諭しているのか。


どちらにしろ優しい気持ちはないととった。



もって.....

しかって言いなさいよ....



少し残っていた分を一気に飲み、前を見据える。


すると上條くんも頬杖をついて私を見つめてきた。

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