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最後の恋は甘めの味で

第16章 燻った気持ち

ニコニコと笑う女の名。


望月、だった気がする。


俺はこの女がどことなく嫌いだ。


さっきの行動も失礼極まりないが、


最近部署の女性の暁さんへの態度が明らかに冷たい元凶を俺はこいつと睨んでる。


目を細めて薄く笑えば、望月がびくりと体を震わせたのが分かった。


「あんまりそう言う事すると嫌われますよ?プライバシーのどうたらで」


適当に戒めて、体をPCに戻す。


この女が典型的ならきっと就業後.....


俺は指を動かしながら、望月の行動を予測し、どうかわそうかと思案を始めた。

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