最後の恋は甘めの味で
第1章 2:00過ぎ
長い廊下を歩き、自分の部署の前で立ち止まる。
1:00を過ぎもうそろそろ2:00に差し掛かる腕時計を確認する。
『System development』
そんなプレートがかかっている部屋の中を確認すると微かな明かりが目に入る。
この会社には名ばかりの終業時間がある。
ブラックという訳ではないけれどシステムエンジニアという職業柄仕方ないことのような気もしなくもないわけで。
納期が間近に迫ってる時なんて最悪だ。
残業なんて当たり前だし日にちが変わることだって日常茶飯事だ。
まあ、とは言っても納期が間近に迫っているわけでもなくむしろこの前終わったこの会社には人一人いないはずだ。
通常は大抵全員遅くても23:00には帰るのだが......
約3時間前にその時間を越し残る人一人。
その一人が私のせいでそうなっていると思い、申し訳なさより弄りたい気持ちが優先してしまう自分。
情けないと思うもののそういう性格だと開き直る。
1:00を過ぎもうそろそろ2:00に差し掛かる腕時計を確認する。
『System development』
そんなプレートがかかっている部屋の中を確認すると微かな明かりが目に入る。
この会社には名ばかりの終業時間がある。
ブラックという訳ではないけれどシステムエンジニアという職業柄仕方ないことのような気もしなくもないわけで。
納期が間近に迫ってる時なんて最悪だ。
残業なんて当たり前だし日にちが変わることだって日常茶飯事だ。
まあ、とは言っても納期が間近に迫っているわけでもなくむしろこの前終わったこの会社には人一人いないはずだ。
通常は大抵全員遅くても23:00には帰るのだが......
約3時間前にその時間を越し残る人一人。
その一人が私のせいでそうなっていると思い、申し訳なさより弄りたい気持ちが優先してしまう自分。
情けないと思うもののそういう性格だと開き直る。