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出社し、朝礼を終え、すぐに現れる早朝の後遺症。




頭痛


目眩


吐き気


の三拍子だ。



最悪.....



それもそのはず。


昨日は結局一睡もしていない。



家に入り、時計を確認し仰天。




針は既に出社2時間前を示していた。




すぐにシャワーを浴び、早着替え。



化粧も簡単に済ませ、そのまま会社へ出向いたのだ。



自分の愚かな行為を恨むばかり。


過去が戻るわけでもないので今日は一日この状態を我慢しなければいけない羽目になった。



大体にして次の日に休みが構えているならまだしも、あの時間帯に居酒屋に行くという選択がおかしかったのだ。


ぶつぶつと文句を言う私の肩を不意に誰かが叩く。



「暁、大丈夫？」



顔を確認し、返事を返す。



「んー.....ちょっと昨日飲みすぎちゃって」

「え？！今日会社なのにオールナイトしたの？！」



同僚である君島佳世(きみじまかよ)が驚いた声を出す。



はは.....と愛想笑いを返しながら、視線はあの男を探す。