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最後の恋は甘めの味で

第22章 聞こえた想い

そこでハッとする。



だから、今日は

涼と飲むって決めたんだろうが



座ろうとしたとき、ぐっと俺の体を押す手の感触。


「........りょ」

「振り向かずに行きなさい。次会うときは必ず彼女と一緒じゃなきゃ許さないんだから!」

「っ......悪い!!埋め合わせは必ずするから!!」


俺は、自分の荷物を全て持ち、そのまま涼に背を見送られBarを出た。



「.......真也、幸せになって。あなたはそうなるべきなんだから」




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