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最後の恋は甘めの味で

第22章 聞こえた想い

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俺は夜の街を酔っ払いをおぶさって歩いていた。


「.......zZ」


後ろから気持ち良さそうな寝息が聞こえ、ため息が思わず漏れる。






何かが倒れた音と大の親友の叫びとも言える声が聞こえれば誰だって焦る。


君島さんに電話で場所を聞けば


『暁が.......!早く来て!』


と急かされる始末。


若干棒読みだった気がしたがそんなこと気にしていられないほど俺は焦っていたのに......

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