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最後の恋は甘めの味で

第25章 消えた気持ち、増す想い

自分でも驚いたけど一番驚いているのはメールを読み終わった匠真らしく


目を大きく見開いている。


「あき」

〜♪


嫌がらせかと思うくらい。


匠真の声を遮るように鳴ったのは私の携帯。


思いっきり手を合わせ頭を下げれば匠真は苦笑いしてどうぞと手で示してくれた。



もう....誰よ

こんな時に



あのハゲだったら削除しようと心に決め、メールの受信ボックスを開けば見える名。



上條くん



かーみーじょー!!



これをセッティングしたのは貴方だと言うのに一体なんの嫌がらせなのだろう。



それとも、私と匠真が復縁すると思って怖くなったか?



相手がいないにも関わらずにやりと口角を上げ、メールを開けた。

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