最後の恋は甘めの味で
第25章 消えた気持ち、増す想い
気持ちに決着をつけるどころか好きだったところを再確認してしまった。
自分に呆れ、ハァと息を吐く。
チラッとメールを見る匠真を拝見し、瞬時に会社からのメールではないと分かってしまった。
あれは......沙由(さゆり)さんからのメールだ.......
沙由さん。
匠真の再婚相手。
一度だけ直接会ったことがある。
その時の匠真も今みたいに柔らかい表情で笑ってた。
直感でこれが匠真の愛しいと思ってる時の顔なのだと分かって、傷付いた記憶があった。
私が見たことがなかった顔。
それがために沙由さんに嫉妬したんだ。
今も同じ痛みを............あれ?
見えたのは夜景が見れる鏡に映る穏やかに笑う自分の顔。
無理をしているのではなく本当に良かったと安堵する顔。
自分に呆れ、ハァと息を吐く。
チラッとメールを見る匠真を拝見し、瞬時に会社からのメールではないと分かってしまった。
あれは......沙由(さゆり)さんからのメールだ.......
沙由さん。
匠真の再婚相手。
一度だけ直接会ったことがある。
その時の匠真も今みたいに柔らかい表情で笑ってた。
直感でこれが匠真の愛しいと思ってる時の顔なのだと分かって、傷付いた記憶があった。
私が見たことがなかった顔。
それがために沙由さんに嫉妬したんだ。
今も同じ痛みを............あれ?
見えたのは夜景が見れる鏡に映る穏やかに笑う自分の顔。
無理をしているのではなく本当に良かったと安堵する顔。
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