
最後の恋は甘めの味で
第26章 告げる想い
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空港近くのコンビニ、とだけ伝えられたため、いっぱいあるよと言う話になり
まあ、手当たり次第探しますかということに。
なったのだけど、一発で当ててしまって運転手さんと笑いあった。
降りる際に当たり前だけどお金を払おうと鞄から財布を取り出したところで運転手のおんちゃんが首を横に振った。
「あの一緒にいたあんちゃんが行きに多目にくれたからいらないよ。いい男だねぇ。あんたのこれかい?」
小指を立ててニヤニヤしているところ悪いが、匠真は恋人でもなければあんちゃんと言われる歳でもない。
私はただただ匠真の行動に脱帽だった。
「なーんてな。あのあんちゃんに聞いてるよ。今から愛しい人と会うんだろ?熱い夜をな」
匠真はこのおじさんに一体どこまで言ったのだろう。
顔が赤くなるのを感じて急いで車を出る。
一応頭を下げ、お礼を言えば運転手さんは豪快に笑い、夜の街へと消えていった。
空港近くのコンビニ、とだけ伝えられたため、いっぱいあるよと言う話になり
まあ、手当たり次第探しますかということに。
なったのだけど、一発で当ててしまって運転手さんと笑いあった。
降りる際に当たり前だけどお金を払おうと鞄から財布を取り出したところで運転手のおんちゃんが首を横に振った。
「あの一緒にいたあんちゃんが行きに多目にくれたからいらないよ。いい男だねぇ。あんたのこれかい?」
小指を立ててニヤニヤしているところ悪いが、匠真は恋人でもなければあんちゃんと言われる歳でもない。
私はただただ匠真の行動に脱帽だった。
「なーんてな。あのあんちゃんに聞いてるよ。今から愛しい人と会うんだろ?熱い夜をな」
匠真はこのおじさんに一体どこまで言ったのだろう。
顔が赤くなるのを感じて急いで車を出る。
一応頭を下げ、お礼を言えば運転手さんは豪快に笑い、夜の街へと消えていった。
