最後の恋は甘めの味で
第26章 告げる想い
言いたいことも伝えたいこともいっぱいある。
でも本人を目前にして唇が震えてしまって話を切り出せないでいる。
なんて、弱いんだろう。
「............俺に、言いたいこと、あるんじゃないですか」
小さく呟かれたそれはまるで言って欲しくないと言ってるようで。
違う......違うのよ。上條くん
心で思えど、言葉が出てこない。
「あー、そうか。俺とはもう喋りたく」
違う!!
想いの強さは言葉じゃなく行動に。
気付けば私は上條くんを抱き締めていた。
「あき、ら、さ.....?」
「違う。違うわよ。嫌ってなんかない。ねぇ、聞いて。あのね、匠真がね」
その瞬間、体を引き剥がされた。
でも本人を目前にして唇が震えてしまって話を切り出せないでいる。
なんて、弱いんだろう。
「............俺に、言いたいこと、あるんじゃないですか」
小さく呟かれたそれはまるで言って欲しくないと言ってるようで。
違う......違うのよ。上條くん
心で思えど、言葉が出てこない。
「あー、そうか。俺とはもう喋りたく」
違う!!
想いの強さは言葉じゃなく行動に。
気付けば私は上條くんを抱き締めていた。
「あき、ら、さ.....?」
「違う。違うわよ。嫌ってなんかない。ねぇ、聞いて。あのね、匠真がね」
その瞬間、体を引き剥がされた。
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