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上顎、下顎、歯列まで舐められ、体から力が抜けていくのが分かった。


その体の腹部に上條くんの手の感触。


熱いくらいの体温をはっきりと感じ


目線だけ下に向ければいつの間にか私は下着だけを着ている状態になっていた。


いつの間に私を下に組み引いたの、とか、私の服を脱がしたのとか疑問は多々生まれるのに


上條くんから与えられる快感で全て消えていった。


口内で上條くんの舌が私の舌に絡まる。


その熱に促され、私も応えるように必死に舌を絡まらせた。


「んん...ッ....んぅ........」


もうどちらとも知れない唾液が絡み合い水音を響かせる。


とうとう唇が離れたとき惜しむように私と上條くんの間に透明な糸が引かれた。