
最後の恋は甘めの味で
第28章 生意気部下
外された片手で上條くんの頬に手をあてがった。
「......嬉しい......すごく.....」
また私の頬に雫の感触。
上條くんは驚いたように目を見開いてから優しくそれを指ですくってくれた。
「泣きすぎだろ......」
「うるさいわね.....この年になると涙腺が緩むのよ」
もう片方の手も外し、私の頬を上條くんの大きな手が包んだ。
その温かさにまた滴が零れそうになる。
「分かってるだろ.....こんなん俺らしくない.....でも、言っちゃうほど、俺、暁さんのこと....んっ.....」
その先を聞きたい気持ちよりキスをしたい気持ちが勝り、上條くんの口を塞ぐ。
離し、笑う。
「私も、愛してるわ。真也」
「......俺、言ってねーし」
「ふふ。年上の特権ってやつね」
「ふーん......?じゃあ、年下は年下らしく甘えましょうかね」
「へ?」
そのあとそれまで以上にむちゃくちゃにされたのは言うまでもない。
「......嬉しい......すごく.....」
また私の頬に雫の感触。
上條くんは驚いたように目を見開いてから優しくそれを指ですくってくれた。
「泣きすぎだろ......」
「うるさいわね.....この年になると涙腺が緩むのよ」
もう片方の手も外し、私の頬を上條くんの大きな手が包んだ。
その温かさにまた滴が零れそうになる。
「分かってるだろ.....こんなん俺らしくない.....でも、言っちゃうほど、俺、暁さんのこと....んっ.....」
その先を聞きたい気持ちよりキスをしたい気持ちが勝り、上條くんの口を塞ぐ。
離し、笑う。
「私も、愛してるわ。真也」
「......俺、言ってねーし」
「ふふ。年上の特権ってやつね」
「ふーん......?じゃあ、年下は年下らしく甘えましょうかね」
「へ?」
そのあとそれまで以上にむちゃくちゃにされたのは言うまでもない。
