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最後の恋は甘めの味で

第28章 生意気部下

というか、人の話は最後まで聞け。


一体全体このなってない礼儀は誰が教え込んだのか。


いや、待て。


教育係は私だった。


自分の力量の具現化のようでがっくりと肩を落とす。


「それで?何をニヤニヤしてたんですか。朝っぱらから」


真也はくわぁと大きく欠伸を手を当ててした。


その様子、どう考えても聞いといて聞く気はない。


「......別に」

「昨日のことですか?」


ずばり言い当て、真也はにやにや笑う。



知っているなら聞くな!



喝っというように言いたいが、真也の続く言葉により阻止される。


「そうですね。昨日は激しかったですもんね。暁さん」

「は?私の中、気持ちよすぎて腰止まらなかったのは真也でしょ?」


私、してやったり顔。


しかし、真也は動じるどころかにやりと口角を上げた。


「そうですね。だって暁さん、すっごい求めるんですもん。そんなに俺の気持ち良かったですか?なんでしたら今からしちゃいます?」


畳み掛けられれば出る言葉なし。

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