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最後の恋は甘めの味で

第30章 もしもの話

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翌日から本当に真也は完璧な部下を演じてくれた。


そのおかげもあってかあの日の呼び捨て+私語事件もいつの間にか消えていた。


消えないのは、私と真也の間のわだかまりだけ。


何度もちゃんとした理由を話そうと思ったのだけど


真也とはあれから目も合わない状態。



話せないなら、メールで!



とも思ったけど、文面を書いては消すの繰り返しで結局送れていない。


もちろん、真也からの連絡もない。


ぎくしゃくぎくしゃく


ずるずるずるずる......


この状態を引き摺り3週間経ってしまった。

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