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トイレから出てきて、気付く変化。


どう考えたって場の空気が重い。


さっきまでの半分おふざけ雰囲気は何処へやら。



何か、深刻な話でもしてたのか？



そう思うと簡単に近付けなくてどうしようか悩んでいると


君島さんと目が合った。


「あら、おかえりー」


暁さんもこちらを向くけど、その表情はまだ暗い。


俺に原因があるとして


許してないビンタのことを気に病んでる、とか。



暁さんならありそうだな......



仕方ないと息を吐き、器まで大きい俺が許そうと足を一歩踏み出したとき


君島さんが暁さんの腕を持って立ち上がる。


突然のことで暁さんはうわわと言いながらよろめいた。