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最後の恋は甘めの味で

第31章 惚れすぎ注意報

そして、君島さんは俺に向かって暁さんの背を思いっきり押した。


暁さんはよろめきながらも勢いのままーーー


俺の腕の中にすっぽりとハマった。


「おー!熱いねー」

「ひゅーひゅー」


周りの酔っ払いの野次が飛び


暁さんを見下ろせば耳まで真っ赤だった。



なんだよそれ......反則だろ.....



そのまま顎に手をやり、上を向かせ、キスをする寸でのところ。


君島さんが待ったと言わんばかりに口を開いた。


「あとはどうぞ、持ち帰るなりなんなりしてよろしくしちゃって頂戴」

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