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最後の恋は甘めの味で

第36章 どうして.....?

しばらくPCを打っていたのだが、真也が気になり


席に目を見やるもそこには誰もいなくて、余程話が長い御用達さんなのか。



........それとも....



またぶり返す不安を首を振り否定する。


違う。


絶対に。


自分に強く言い聞かせたとき後方から私の名前を呼ぶ声。


「相模さん」

「はい?」


椅子を回し、見えるハゲ具合.....


じゃなく部長の顔はどこか険しい。



私、何かしたかしら.....?



不安に思っていると部長が口を開いた。


「□□株式会社のシステム研修、担当したの相模さんだよね?」

「はい......そうですけど......」


□□株式会社。


その名を聞いて少し嫌なことを思い出す。


あの会社から送られてきた研修生。


あれは最悪だった。


システムを説明しても全く聞く様子ではなかったし


喋ってばかりで話にならなかった。



もしや......

それでいて使い方が分からないとかほざく訳じゃないわよね?


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