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最後の恋は甘めの味で

第38章 ブラック香る甘い恋






てっきり真也も一緒に会社に戻ると思っていた私。


だけど真也は全くそんな気はなかったらしく


「俺、暁さんと会えたしもう会社に用事ないんで」


と、喫茶店へ戻り車確保で家に帰って行ってしまった。


どれだけ私に惚れているか教えると言っていたからてっきり待っててくれるものだと.....


されども待っててもらっても一緒に帰れないから意味もない気がするけど


なんとなく真也ともう少し一緒にいたかった私はちょっと悲しくなった。


会社に戻れば、仕事は残っているので私は1人会社に戻った。




しっかり残業もこなし現在19:00を回る頃。


玄関に行けば、見える女子の集まり。


玄関の光に照らされるは社内一色男と称される上條真也の姿が。


その姿はスーツではなく既にセンスの良い私服をまとっていて


それはそれは完璧だった。



私を迎えに.....?



心躍らせ向かおうとし、足を止める。


そんなはずはない。


だって会社で私と真也の関係は内緒なのだから。

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