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最後の恋は甘めの味で

第41章 あれ?言ってなかったっけ?

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ことの発端はおよそ一週間前。


その日は土曜出勤で俺も暁さんも普通に仕事をしていて一段落の昼休み。


会社では恋人関係をバラさないとしているため


昼はほとんど一緒に食べることはない。


暁さんは親友の君島さんと食べ、俺は適当に誘われたやつと食べる。


俺はもちろん気に食わないけど暁さんが願うならと自分を抑える。


机を見れば今日のお昼に、と買ったコンビニのパンがあった。


知っての通り、俺は料理さえも完璧な訳だがわざわざパンを買う理由なんてたかが知れてる。



これ以上モテたらいろいろめんどそう...



意中を知られればいろいろ反感を買うだろうけどモテるっていいことばかりじゃない。


同僚の嫉妬は果てしないし女子のアピールだってうんざりする。


最悪な時でそれはストーカーにまで発展した。


それを今まで以上にモテてみろ。


怖すぎてサブイボが立つ。

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