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最後の恋は甘めの味で

第41章 あれ?言ってなかったっけ?

疑問に思っていると幾度となくそれが鳴り響く。


さすがにウザくなり出る手前、祐也くんに制され


俺が出ますと祐也くんが玄関に向かった。


俺は待っていろと言われたので待つのだが、喋り声が微かに聞こえ、気になる。


ちょっとだけなら、と玄関が見える戸を開けようとした時。


その戸が開き、危うくぶつかりそうになった。


そんな俺に祐也くんも驚いたようだが


どうしても気になる俺は隙間から覗くもそこに人はいなかった。


「マネージャーですよ。俺の。今からラジオの収録がありまして.......」


見破られたことに少し羞恥を覚える。


それを隠すように俺は平静を装った。


「あーそっか......って、え?つまり....」

「ごめんなさい。もう行かなきゃで」


申し訳なさそうにする祐也くん。


仕事なら仕方ない、のだが.....


「お母さんは....?」

「あぁ、母はケーキを買いに行ってると思うのでそのうち帰ってきますよ」

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