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最後の恋は甘めの味で

第1章 2:00過ぎ

........?




おかしいわ....上條くんがこんな間違いするなんて......




上條くんは去年うちの会社に入社したばかりの新人のクセして腕も接待もよくその上.....容姿もいい俗に言うイケメンな上にデキる男だ。






天は人に二物を与えやがるんだと確信した。




もはや二物どころでもないんだけど......




その部分をBack Spaceキーを押し消す。




実行ボタンを押しあっさりと解決。




「あー、ありがとうございます」





平然にそう告げまたパソコンに向かって作業を始める。


黙々と進めていく上條くんを見つめて





ーーもしかして.....気を紛らわしてくれた.....?






そんなことを思った頃には時計の針はもう2:30を指していた。

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