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男子寮

第1章 水樹×楓哉




「帰ろうぜ?俺も115番」


そう言って、手を握ってくる。

「な!離せよ!」
「あっ!癖で…。」


内心、どんな癖だよ!とツッコミたかったが、それよりも先に、俺の心臓が君に反応したんだ。





――――――ドキッ





少しずつ、頬が赤く染まっていく。










俺は知っている。




これは、恋だ。




でも、相手は…。






男。





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