秘密の時間は私のもの
第8章 藤塚亞
この一件で俺はセックスがトラウマとなり
女を見る度嫌悪感を抱くようになってしまった。
きっとこんな俺にこの先、春なんて一生来ないだろうし
セックスだって触れることは1度だってないだろう。
そう、思っていた。
あの時までは
_______________
__________
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ザワザワガヤガヤ
入学式も終わり、帰ろうとしたところで
見えたのは人ごみ。
校門は遥か彼方。
立ち止まるのはほぼ女子で、みんながみんなして
携帯やカメラを手に写真を撮っている。
何がそんなに嬉しいのかと思う。
たかが桜。
たかが入学式。
たかが新しい制服。
その光景を見せられる俺の身にもなれってんだ
はぁと息を吐きここにいても気分が悪くなるだけ、と考え
俺は今一度、校舎に入っていった。
女を見る度嫌悪感を抱くようになってしまった。
きっとこんな俺にこの先、春なんて一生来ないだろうし
セックスだって触れることは1度だってないだろう。
そう、思っていた。
あの時までは
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ザワザワガヤガヤ
入学式も終わり、帰ろうとしたところで
見えたのは人ごみ。
校門は遥か彼方。
立ち止まるのはほぼ女子で、みんながみんなして
携帯やカメラを手に写真を撮っている。
何がそんなに嬉しいのかと思う。
たかが桜。
たかが入学式。
たかが新しい制服。
その光景を見せられる俺の身にもなれってんだ
はぁと息を吐きここにいても気分が悪くなるだけ、と考え
俺は今一度、校舎に入っていった。