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秘密の時間は私のもの

第9章 立川颯太 前編

でも、心配されて嬉しくないわけではないので一応お礼を言う。



「心配、ありがとう。でも大丈夫だよ」

「....別に心配はしてねぇけど」



そう言いながら照れ隠しの如く頭を掻く上野も新鮮でなんとなく笑みがこぼれた。


だけど僕はこの時、気付いていなかったんだ。


上野の言葉は大当たりで


本来の自分を隠しながら過ごすことにストレスを感じ始めている自分がいて


それによって体が徐々に軋み始めていることに。



















2週間後。



























僕は、過度のストレスにより倒れる事件を起こした


















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