テキストサイズ

秘密の時間は私のもの

第2章 .........は?

これで、今日のセックスはいつも以上に気持ちいいものとなる。


それに関してはこの女に感謝しないとな。



「それで、その......藤塚、くんは.....私のこと......」



手をもじもじ動かし期待する女に俺は言葉を放つ。



「別に?」

「え......?」

「だから、別になんとも。第一にして俺、あんたのこと知らないし興味もない」



女の顔が見る見るうちに悲しみに染まっていくのが分かる。


俺はそんなことお構いなしで言葉を続ける。



「ってことで、答えはNoだ。じゃ」



女の目から大粒の雫が零れ始めたがそんなこと知ったこっちゃない。


俺は背を向け、歩を進める。


女は諦め切れないように俺に向かい言葉を放つ。



「好きな人がいるの?!それとも.....もう付き合って.....」














「........さぁな。どっちにしろあんたには関係ないだろ」
















俺は振り返ることもせず、その場を去った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ