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秘密の時間は私のもの

第14章 「久しぶり」

だとしたら、僕らの関係は終わりになるのだろうか。


なかったことに、なるのだろうか。



嫌だ



フイに出てきたその気持ち。



なんで?



その気持ちに、問いかける。



上野のことが今でも好きなんでしょ?

だったら、こんな関係、終わった方がいいに決まってる

亞の協力がなくなるのは少し痛いけど

こんなことをしている僕なんて上野が好くはずないんだ



でも、でも、だけど.....



僕は、亞のことが....



そこまで考え、目と耳を塞ぐ。



違う違う違う違う

僕は上野が好きなんだ

だから、こんな気持ち間違ってる



自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせる。


深く、深呼吸をし先程の気持ちをも消す。



大丈夫、大丈夫

いつもと変わらない

これはいつもの嫉妬と変わらないさ

2人が仲良くしてるのが少し羨ましかった

そう。きっと、そうなんだ



浮かび始めた気持ちを奥深くへ沈めもう1度、深呼吸をする。

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