
秘密の時間は私のもの
第3章 題材
そんな俺とは正反対。
女は待ってましたと言わんばかりに身を乗り出した。
「同人誌ってご存知ですか?!」
「ど、うじんし?」
「そうです!!」
さっきの無表情はどこへ行ったのか。
目にキラキラと光を帯びさせ始めた。
「名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らな」
「同人誌とは!同人(同好の士)が、資金を出し作成する同人雑誌の略語です!!(wiki参照」
興奮気味に話し鼻息荒い女。
俺らはそんな女にたじたじ。
まあ、要約すると"素人が作る本"ということか。
それと俺らと題材。
繋がるピースにやっと話の全貌が見えてくる。
「つまり、俺らを本にしたい、と?」
「その通りです!!」
「え!なにそれすごい!!」
その部分だけ注目し嬉しそうにする颯太。
だけど、書く(描く)は俺らのこと。
俺らの行為のこと。
だから、恐らくそのジャンルはBL。
俗に言う男同士の恋愛だ。
そんなものを見て読んで喜ぶ人は世の中で極わずか。
「お前、腐女子か.....」
「はい」
「婦女子?」
女は待ってましたと言わんばかりに身を乗り出した。
「同人誌ってご存知ですか?!」
「ど、うじんし?」
「そうです!!」
さっきの無表情はどこへ行ったのか。
目にキラキラと光を帯びさせ始めた。
「名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らな」
「同人誌とは!同人(同好の士)が、資金を出し作成する同人雑誌の略語です!!(wiki参照」
興奮気味に話し鼻息荒い女。
俺らはそんな女にたじたじ。
まあ、要約すると"素人が作る本"ということか。
それと俺らと題材。
繋がるピースにやっと話の全貌が見えてくる。
「つまり、俺らを本にしたい、と?」
「その通りです!!」
「え!なにそれすごい!!」
その部分だけ注目し嬉しそうにする颯太。
だけど、書く(描く)は俺らのこと。
俺らの行為のこと。
だから、恐らくそのジャンルはBL。
俗に言う男同士の恋愛だ。
そんなものを見て読んで喜ぶ人は世の中で極わずか。
「お前、腐女子か.....」
「はい」
「婦女子?」
