
秘密の時間は私のもの
第21章 説明してもらおうか
それが分かり、ちょっとがっかりする自分。
上野が滝波に恋をして、傷心の颯太を俺が....
なんて考える時点で俺は報われない気がするが。
そもそもルール4があるんだから....
でもそれって両思いの場合って.....?
....だぁあ!もう!今はそんなんどうでもいいんだよ!!
上野が滝波を見詰める理由等お構いなしで
とりあえず作戦会議をすべく、上野に手を伸ばそうとした時。
発せられるは上野の声。
「悪いが....あんた、誰だ?」
それは滝波に対してのもので。
そこでハッとする。
そういや、この2人、初対面だった
滝波は上野の存在を知っていたようだったが
上野は全くこいつのことを知らないだろう。
その上、俺と颯太と仲良さ気と来た。
俺と颯太が“そういう関係”と分かっている上野にとっては不思議極まりない光景。
よもや俺らの行為を見学する者とは思うまい。
この質問に答えるのは滝波が当たり前なのだろうが
こいつの場合、行為の内容まで話しかねん。
それは流石に普通に恥ずかしい。
ということで、この質問の回答権は俺がもら
「お初にお目にかかります。滝波葉結と申します。以後、お見知りおきを」
存外普通の自己紹介で肩の力を抜いたのも束の間。
上野の追撃がきた。
上野が滝波に恋をして、傷心の颯太を俺が....
なんて考える時点で俺は報われない気がするが。
そもそもルール4があるんだから....
でもそれって両思いの場合って.....?
....だぁあ!もう!今はそんなんどうでもいいんだよ!!
上野が滝波を見詰める理由等お構いなしで
とりあえず作戦会議をすべく、上野に手を伸ばそうとした時。
発せられるは上野の声。
「悪いが....あんた、誰だ?」
それは滝波に対してのもので。
そこでハッとする。
そういや、この2人、初対面だった
滝波は上野の存在を知っていたようだったが
上野は全くこいつのことを知らないだろう。
その上、俺と颯太と仲良さ気と来た。
俺と颯太が“そういう関係”と分かっている上野にとっては不思議極まりない光景。
よもや俺らの行為を見学する者とは思うまい。
この質問に答えるのは滝波が当たり前なのだろうが
こいつの場合、行為の内容まで話しかねん。
それは流石に普通に恥ずかしい。
ということで、この質問の回答権は俺がもら
「お初にお目にかかります。滝波葉結と申します。以後、お見知りおきを」
存外普通の自己紹介で肩の力を抜いたのも束の間。
上野の追撃がきた。
