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うん。いいんだ。


いいんだけどな？


もう少し、間を開けて欲しかったよ。俺は。


あと、なんなんだ。


お前の驚く程の純粋さは。


セックスって分かったなら、それを見学し隊とか言ってた方を気にするべきだとか


セフレって知らないのか、だとか....


見ろよ。


滝波の奴、上野の純粋さに当てられて目を細めてやがる。


そのまま少しでも腐ったものが浄化されることを祈ると同時。


今の上野の言葉であることに気付く。



まさか、上野.....

あの保健室での会話で俺らが“セフレ”って認識したんじゃなくて

“付き合ってる”って認識したのか？

.....いや、絶対そうだな



じゃなきゃ“恋人じゃないのに”なんて考えが出てくるはずが無い。



またかよ.....



何度同じ失敗を繰り返すのか。



そろそろ自分の断定癖、直さなきゃだな....



なんて自分の欠点を見直している場合じゃない。


急いで颯太を見れば、その表情、悲しそうで。


そりゃそうだ。


上野が好きな颯太にとっては上野の言葉は酷過ぎる。


好きな奴に“セフレ”なんて有り得ないと言われているも同然なのだから


それを自分は持っているのだとなれば、たまったものじゃない。