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秘密の時間は私のもの

第4章 滝波葉結という人間

そもそも、なんで颯太がいないって委員会の会議が長引いてるらしく....


っていう情報も滝波からのものだったりする。


いつの間にメアドを交換したのか。


滝波の携帯の画面には確かに颯太からのそんな文面が見えた。


なぜ俺じゃなく滝波に言うんだ。


嫉妬の炎が沸くのを逸早く察知した滝波がうざいくらいニヤニヤしたのは言うまでもない。



「んで?この縄、いつ取ってくれんの」



いつもの場所に着いた時、ストーカー(無実)のことを材料に脅され


1つにされ後ろで結ばれた手。


これでは颯太に触れることも出来ない。


故にこいつが求めてる"題材"の仕事も出来ない。


こいつ、それ分かってんのか?


じとっと見詰めど、外す気はないらしく、床にお尻つけ、リラックスモード。


あぁ、さいですか。


どうせ女が縛った縄。


力もたかが知れてる。


こんなん力入れれば.....



ぎっ.....



ん.....?

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