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秘密の時間は私のもの

第6章 あの時、この時の私

高校に入り、心機一転。


趣味を変えて、友達の輪の中へ.....


なんて考えるわけもなく。


友達作りに勤しむ者


部活選びに奮闘する者


はたまた恋愛に夢を抱いている者


様々な“普通の高校生”の中できっと私は異種なのだろう。


なんてったって、私の頭の中では、四六時中


男どうしのいちゃこら映像が流れているのだから。


小中ではあまり分からなかったことも


高校にまでなるとそれはそれは鮮明に分かるようになり


私の頭の中は絶賛、無法地帯だ。


そんな無法地帯を絵にし、物語にする。


そして完結まで持っていき


そういうイベント、及び、物販に出す。


これで私の夢は幕を閉じる。


はずなのだが......


未だにそれをできずにいる。


小学生時代は年齢が、と諦め


中学1,2はまだ知識が、と諦め


中学3年に入り、本腰を入れた筈なのだが.....

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