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秘密の時間は私のもの

第7章 2人の関係

俺が席を立ったことで



あー、行っちゃうってー

早く早くー



等の声が聞こえたが、俺は知らぬ存ぜぬ。


そのまま素知らぬ振りで教室を出た。



女っつーのは、なんつーか、すげぇよな....

執念、っつーの?



俺が随分前に(颯太の嫉妬が見たいがために)告られ、こっぴどく振った時。


その噂は驚くスピードで広まっていた。



まあ、これで減るならいいか



と思っていたのだが、女どもの中では



あんな女でも相手にされたなら

私だったらもしかしなくてもいけちゃうんじゃ....



となったらしく、告白が減ることはなかった。



あぁ、そういやぁ....

1回目もこっぴどく振ったけど

告白がなくなったことはなかったもんなぁ



そもそも私だったらいけるって思う癖に

他の奴の背を押すのもよう分からん


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