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秘密の時間は私のもの

第8章 藤塚亞

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煩悩を払ったって嫌でも考えさせられる状況ってのはあるもんで。


集会が終わってからの授業。


男は皆、数学ではなく先程の保険医のことが忘れられないらしく


ヒソヒソと聞こえるは



「あの女はやばい」

「あー、具合悪くなりてー」

「階段から落ちたら捻挫くらいするよな?」



そんなアホらしい会話ばかり。


斯く言う俺も


窓際の3番目の席、言わば俺の特等席にて


見なかったその姿を外を見ながら思い描く。


エロい、とは


昔から良く言われるぼんきゅっぼんな体型と


ぷっくり膨れて艶のある唇。


妙に色気を纏った雰囲気も付け加えれば......

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