テキストサイズ

秘密の時間は私のもの

第8章 藤塚亞

多少のがっかり感と仕方ないという思いで足を固定するものを探す。


しかし、保健室なんてあまり来ないもので位置が分からない。


それに、勝手に使っていいのかも怪しい。


さらに言えば、見付かったところで1人で固定する技術もない。


そうなると先生を探さなきゃいけないのだが.....


今になって足が痛んできた。


正直、どこにいるか分からない顔も知らない人を


当てもなく探すには若干無理がある痛さだ。



だったら座っておとなしく待つ......



そんな思いが過ぎるが、視線はベッドへ。



.......なんであろうと安静が1番だよな.....

安静=睡眠、だよな

だって、あのベッド、俺を呼んでいる



そんな筈はないのだが


昨日は昨日で、AVざんまいをして


挙句の訳の分からない動きたい意欲のせいで体力はピークに達していた。


先生来て、声かけられたら適当に辛いだの言っておけばいいし。


そうと決まれば、と俺は歩みを進め、ベッドに向かう。


そして、そのまま吸い込まれるようにベッドに倒れ込んだのだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ