モーテル305号室
第1章 始まりはハタチ。
栗原ゆりは
そこまで派手ではないけれど、
地味でもない、
どこにでもいるような女の子だった。
始まりは
当時働いていた
雑貨屋のアルバイト、
伊藤 めぐみの一言から始まった。
「私、来月から一人暮らしを始めることに
したからここも今月いっぱいで辞めるんだ。」
ミントグリーンのソファ、
淡い色とりどりのカーテン、
レトロな家具や
大人カワイイ、を売りにした小物類、
美容グッズ
おいている商品と、内装のセンスがよくて
ここを気に入って憧れて
働きたいという女の子たちは
後をたたなかった。
そしてめぐみには同棲して2年になる
彼氏がいたはず。
ゆりはめぐみが辞めることよりも
「一人暮らし」をするということが
気になってたまらなかった。
「え?!一緒に暮らしていた彼は?!」
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