テキストサイズ

モーテル305号室

第1章 始まりはハタチ。



めぐみはにこやかに、
だけど悲しい目をしながらこう言った。
「ほんと、つい最近なんだけど
別れちゃったんだよねー。あっけなかったわ。」

ゆりは同様を隠せなかった。
あんなに仲良しだったのに。
バイト先で遅番の日には必ず彼が迎えに来てたのに。
つい最近までこれでもかというくらい
惚気けていたのに。

「どうして?!」


なぜか感情が高ぶって怒鳴り声のようになってしまった。


「実はね、私の仕事が原因なの」

めぐみは続ける。

「仕事っていうのも、この雑貨屋じゃなくてさ、
実はもう一年くらい前から風俗をやってたんだ」


ゆりは驚きを隠せなかった。

めぐみの見た目はどちらかといと地味で
風俗嬢をやっているようには
とてもじゃないけど見えなかったからだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ