えっち短編集。
第4章 何その顔そそるんですけど
***何その顔そそるんですけど
「いっつもツンツンしてて、気取ってる女がエッチの時だけ俺に特別な顔見せてくれんの、そそるんですけど。」
「…はぁ?急になにいってんの?」
「いやぁー、恋もそそる顔してくんねぇかなぁー?とか思って?」
学校で平気でエロ本読んで平気でこんなことを口にするけど一応あたしの彼氏の翔愛。
「なんで、あたしがあんたに、そそる顔なんかしなきゃいけないわけ?」
「俺、一応、お前の、彼氏、だ、か、ら?」
「はぁ…」
「キスして?恋ちゃぁ~ん」
「は?きも」
「うわ、傷ついた
まぁ、顔じゃなくても?その言葉でもそそるわぁー」
「ほんときもい。なんなの?Mなの?あ、そーか、Mか!納得納得!」
ダンッ!
え…
びっくりして目を閉じた恋が、ゆっくり目を開けると、目の前にはいつの間にか翔愛。
周りからは
「ひゅーなにー?今流行りの、壁ドンってやつー?おあついねー」
そして、翔愛の顔が近づいて、
「お前ここでヤりてーわけ?」
「…っち、」
「ちげーなら、その口閉じてろ」
「っ!?!?」
クチュ…チュパ…
「壁ドンときたら、キスですもんねー、でもみんなの前でDちゅーしちゃう?翔愛やるねー」
「ちょっ…な、何考えてんの!!」
「うっせぇからおめーが」