
黒の青空
第5章 3
家に着くと、飼い猫が出迎えてくれてた
にゃぁ、とひと鳴き
「出迎えてくれたん?ただい…」
撫でようと手を伸ばしたら逃げられた
出迎えたつもりやなかったらしい
そのまま猫は散歩しに行った
「ご主人が帰ってきたのに…」
ちょっとだけ肩を落として家に入った
「にゃ〜くすぐったい〜っ」
部屋のドアを開けると
ベッドの上で仔猫と戯れる理緒がいた
仔猫は理緒にほんま懐いてる
が、1匹がこちらに反応した
そしてトテトテと歩み寄ってきた
「ただい…」
抱き上げようと屈んだら俺の足の間をするりと抜けて階下へ行ってしまった
続いて1匹、また1匹…
結局仔猫は俺を無視して、みんな足の間をすり抜けて階下へ行った
…なんだよ…ご主人が帰ってきたのに…
ますます肩を落とした俺に
「洋おかえり」
理緒はベッドの上で言った
仔猫と戯れてたから髪はぐしゃぐしゃだった
服は猫の毛がついてる
理緒にはちょっと大きい俺の服
だぼっとしてる
「猫に嫌われてるね」
「今は、やし」
ほんのちょっとグサッときた
「拗ねないのー」
腕を引っ張られ、そのままベッドに引きずりこまれた
布団は猫のにおい…
猫臭…
「お出で?」
膝をぽんぽんしながら理緒に呼ばれる
俺が拗ねてるからなおそうとしてる
…もう少し拗ねていようかな…
俺はわざとそっぽを向いた
「あれ、珍しい」
いつもならすぐに膝枕してもらうとこだ
「そっか、いらないか」
…うー…
我慢
何か今は我慢したい気分
単純でいたくない
………ちゅ
「んん…っ…」
そっぽ向いてたら首筋にキスされた
ちゅ…ちゅぅ…ちゅぷ…
軽く吸い付いたり、舐められたりする
やば…
首筋俺上で1番弱い
気持ちい…
にゃぁ、とひと鳴き
「出迎えてくれたん?ただい…」
撫でようと手を伸ばしたら逃げられた
出迎えたつもりやなかったらしい
そのまま猫は散歩しに行った
「ご主人が帰ってきたのに…」
ちょっとだけ肩を落として家に入った
「にゃ〜くすぐったい〜っ」
部屋のドアを開けると
ベッドの上で仔猫と戯れる理緒がいた
仔猫は理緒にほんま懐いてる
が、1匹がこちらに反応した
そしてトテトテと歩み寄ってきた
「ただい…」
抱き上げようと屈んだら俺の足の間をするりと抜けて階下へ行ってしまった
続いて1匹、また1匹…
結局仔猫は俺を無視して、みんな足の間をすり抜けて階下へ行った
…なんだよ…ご主人が帰ってきたのに…
ますます肩を落とした俺に
「洋おかえり」
理緒はベッドの上で言った
仔猫と戯れてたから髪はぐしゃぐしゃだった
服は猫の毛がついてる
理緒にはちょっと大きい俺の服
だぼっとしてる
「猫に嫌われてるね」
「今は、やし」
ほんのちょっとグサッときた
「拗ねないのー」
腕を引っ張られ、そのままベッドに引きずりこまれた
布団は猫のにおい…
猫臭…
「お出で?」
膝をぽんぽんしながら理緒に呼ばれる
俺が拗ねてるからなおそうとしてる
…もう少し拗ねていようかな…
俺はわざとそっぽを向いた
「あれ、珍しい」
いつもならすぐに膝枕してもらうとこだ
「そっか、いらないか」
…うー…
我慢
何か今は我慢したい気分
単純でいたくない
………ちゅ
「んん…っ…」
そっぽ向いてたら首筋にキスされた
ちゅ…ちゅぅ…ちゅぷ…
軽く吸い付いたり、舐められたりする
やば…
首筋俺上で1番弱い
気持ちい…
