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特別刑務所(仮)

第10章 風邪。

「とりあえず、これで様子を見るから。」
「ありがとう。」
「動けるなら今のうちにベッドに戻るか?瑠依君じゃお前を支えてあるけないだろ?」
「悪いな。」


駒場は九条に肩を貸し二階へ連れていく。
俺は駒場に言われ水枕と飲み物を用意し上へあがった。

「九条。ここに置いておくね。」
「ありがとう。」
「さ、瑠依君あまりいると移るから下にいこうね。」
「うん。」

九条のことが気になり何度か後ろを振り替えるが駒場に背を押され部屋の外へ出る。

「あ、駒場・・・・さん。ありがとうございました」
「ん?駒場でいいよ。それよりも、何で俺を呼んだの?九条か希沙からなにか聞いてたのかな?」
「え?何も。ただ、一番まともだと思って。」
「・・・・なるほどね。」

駒場は笑いながら答える。

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