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特別刑務所(仮)

第11章 試験。

「ところでるーちゃんは勉強のほどはー?」
「し、知らない。そもそも学校に行ったことがない。」
「「「・・・・」」」


ち、沈黙・・・

「ま、まー、テストまでまだ時間あるし要点押さえればなんとかなる?んじゃねーか?」
「さのっちは頭良いからねー。」
「る、瑠依君ノート貸してあげるから頑張ろう?」

え?なにそんなにテストって大事なの?
佐野はここを出るのに必要性はあまり言ってなかったのに何でそんなに慌ててるの?
え?マジなに?


「赤点取ると何かあるの?」
「「「・・・地獄の補講・・・」」」
「へ?補講?」
「ま、30点以下さえとらなきゃ問題ないしな。頑張れよ。」
「るーちゃん!ファイト!」
「影ながら応援してるよ。」


え?そこまで?
不安を抱えながら学校へ到着した。

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