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特別刑務所(仮)

第11章 試験。

とりあえず九条を座らせてみたものの、どうしたものかと・・・

「どうするの?」
「っー」

九条の足の間に膝立ちなり座る。
チャックをおろし九条のを出す。
ゆっくり口に含むが九条は全く反応しない。


「・・・」

目線だけ上にあげる。
余裕たっぷりの九条と目が合う。

「何?それだけ?」
「・・・・・・」

この間、九条に言われたとおりにする。
でも、なかなか奥までくわえられず表面ばかりになる。

「はー。ダメだな。」


九条は俺の顔を引き剥がすと身支度を整え風呂に行ってしまった。


「むー。何で・・・」

九条のいたベッドに顔を埋める。
微かに九条の匂い。
と言っても、俺的に九条はコーヒーの匂い。
少し苦いけど嫌いじゃない。
落ち着く。


「はー。俺変だよ・・・」

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