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特別刑務所(仮)

第11章 試験。

「いてーよ。何?なんの恨み?」
「ち、違う。九条みたいに出来なかったけど。九条に・・・その・・・・」
「はー。やり方がちげーし。」
「え?そうなの?教えて!」
「そっちの勉強はいいから。つうか教えないけど。これは俺の特権だから。付けてはやるよ。いくらでも。」
「んっ。」

九条は肩筋にも痕をつける。
上着を脱がし、胸元にも一つ。

「んっ。」
「感じてるの?」
「ん。して。」
「だーめ。試験終わるまでお預けだな。」
「べんきょする!ね、ね。」


必死だな。と呟きながらも九条は気持ちが上がらないと言って本を読み始める。

「何でもする。」
「・・・ふーん。ならその気にさせて見せろよ。」

九条は意地悪気に言う。

「・・・・・・。」

黙って下を見てると九条の手が頬に触れる。

「え?」
「なにもしないの?しないなら俺風呂入って寝るけど?」
「・・・す、する。九条・・・座って。」
「これでいい?」

九条は俺の言うとおりに座る。

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